Redisのコマンド一覧です。よく使うものからあまり使わないものまでほぼ全てかと思います。

接続処理

コマンドパラメータ内容
QUIT接続を閉じる
AUTHpassword有効な場合、簡単なパスワード認証が行われます

全データ型対応の操作

コマンドパラメータ内容
EXISTSkeyキー key が存在するか確認します
DELkeyキー key を削除します
TYPEkeyあるキー key で格納されている値の型を返す
KEYSpattern与えられたパターン pattern にマッチするすべてのキーを返す
RANDOMKEYreturn a random key from the key space
RENAMEoldname newname古いキー oldname を新しいキー newname にリネームする。もし新しいキーがすでに存在する場合、上書きする。
RENAMENXoldname newname古いキー oldname を新しいキー newname にリネームする。新しいキーが存在しない場合のみ有効。
DBSIZEその時点でのデータベース内におけるキーの数を返す
EXPIREkey secondsキー key の有効期限を seconds 秒に設定する
PERSISTkeyキー key の有効期限を破棄する
TTLkeyキー key の存命時間を取得する
SELECTindex与えられたインデックス index のデータベースを選択する
MOVEkey dbindexあるキー key を現在のデータベースから dbindex のDBへ移す
FLUSHDB現在選択されているデータベースのすべてのキーを削除する
FLUSHALLすべてのデータベースからすべてのキーを削除する

文字列型の操作

コマンドパラメータ内容
SETkey value文字列 value にキー key をセットする
GETkeyあるキー key に対応する文字列を返す
GETSETkey valueあるキー key に文字列 value をセットして、そのキーに紐づいていた古い文字列を返す
MGETkey1 key2 … keyNMulti-get, 与えた複数のキー keyN に対応する文字列を返す
SETNXkey valueそのキー key が存在しない場合、文字列 value にキーをセットする
SETEXkey time valueSet+Expireの合わせ技
MSETkey1 value1 key2 value2 … keyN valueN単一アトミック操作で複数のキー keyN と文字列 valueN のペアをセットする
MSETNXkey1 value1 key2 value2 … keyN valueN単一アトミック操作で複数のキー keyN と文字烈 valueN のペアをセットする。ただし与えられたキーのすべてが存在しない場合のみ有効。
INCRkeyキー key に対応する整数値をインクリメントする
INCRBYkey integerキー key に対応する整数値を integer だけインクリメントする
DECRkeyキー key に対応する整数値ををデクリメントする
DECRBYkey integerキー key に対応する整数値を integer だけデクリメントする
APPENDkey valueキー key に対応する文字列に value の文字列を追加する
SUBSTRkey start endキー key に対応する文字列の start から end の部分文字列を返す

リストの操作

コマンドパラメータ内容
RPUSHkey valueキー key に対応するリストの末尾に要素 value を追加する
LPUSHkey valueキー key に対応するリストの先頭に要素 value を追加する
LLENkeyキー key に対応するリストの長さを返す
LRANGEkey start endキー key に対応するリストから start 番目から end 番目までの部分リストを返す
LTRIMkey start endキー key に対応するリストを start 番目から end 番目の部分リストに変更する
LINDEXkey indexキー key に対応するリストの index 番目の要素を返す
LSETkey index valueキー key に対応するリストの index 番目の要素を新しい値 value に変更する
LREMkey count value最初の count 個だけ value にマッチする要素を key に対応するリストから削除する。 count が負数の場合は最後から count 個だけ削除する。
LPOPkeyキー key に対応するリストの先頭の要素を返してリストから削除する
RPOPkeyキー key に対応するリストの末尾の要素を返してリストから削除する
BLPOPkey1 key2 … keyN timeout複数のキー keyN に対応するリストを LPOP から timeout 秒ブロックする
BRPOPkey1 key2 … keyN timeout複数のキー keyN に対応するリストを POP から timeout 秒ブロックする
RPOPLPUSHsrckey dstkeyキー srckey のリストの末尾の要素を返してそのリストから削除し、キー dstkey に対応するリストの先頭にその値を追加する。

セットの操作

コマンドパラメータ内容
SADDkey memberキー key に対応するセットにメンバ member を追加する
SREMkey memberキー key に対応するセットからメンバ member を削除する
SPOPkeyキー key に対応するセットからランダムに一つ選んだ要素を返し、セットから削除する
SMOVEsrckey dstkey memberキー srckey に対応するセットからキー dstkey に対応するセットにメンバ member を移動する
SCARDkeyキー key に対応するセットの要素数(濃度)を返します
SISMEMBERkey memberキー key に対応するセットの中にメンバ member があるか確認します
SINTERkey1 key2 … keyN複数のキー keyN に対応する複数のセットの共通セットを返します
SINTERSTOREdstkey key1 key2 … keyN複数のキー keyN に対応する複数のセットの共通セットを作成し、その結果をキー dstkey に紐付ける
SUNIONkey1 key2 … keyN複数のキー keyN に対応する複数のセットの結合を返す
SUNIONSTOREdstkey key1 key2 … keyN複数のキー keyN に対応する複数のセットの結合を作成し、その結果をキー dstkey に紐付ける
SDIFFkey1 key2 … keyN複数のキー keyN に対応する複数のセットの差分を返す
SDIFFSTOREdstkey key1 key2 … keyN複数のキー kenN に対応する複数のセットの差分を作成し、その結果をキー dstkey に紐付ける
SMEMBERSkeyキー key に対応するセットのすべてのメンバを返す
SRANDMEMBERkeyキー key に対応するセットの中からランダムに一つのメンバを選んで返す

ソート済みセットの操作

コマンドパラメータ内容
ZADDkey score memberキー key に対応するソート済みセットにメンバ member を追加する。 member が存在する場合はそのスコアを score に上書きする。
ZREMkey memberキー key に対応するソート済みセットからメンバ member を削除する
ZINCRBYkey increment memberもしキー key に対応するソート済みセットにメンバ member が存在する場合はスコアを値 increment だけインクリメントする。無ければ increment のスコアを持つメンバを追加する。
ZRANKkey memberキー key に対応するソート済みセット内にメンバ member が存在する場合はその順位(インデックス)を、存在しない場合は member を返す。メンバはスコアの昇順に並べるものとする。
ZREVRANKkey memberキー key に対応するソート済みセット内のメンバ member の順位(インデックス)を返す。メンバはスコアの降順に並べるものとする。
ZRANGEkey start endキー key に対応するセットをメンバのスコアの昇順でソートした場合の、 start 番目から end 番目のメンバで作られたソート済みセットを返す。
ZREVRANGEkey start endキー key に対応するセットをメンバのスコアの降順でソートした場合の、 start 番目から end 番目のメンバで作られたソート済みセットを返す。
ZRANGEBYSCOREkey min maxキー key に対応するソート済みセットの中からスコアが min 以上 max 以下の要素で作られたソート済みセットを返す
ZCOUNTkey min maxキー key に対応するソート済みセットの中でスコアが min 以上 max 以下の要素の数を返す
ZCARDkeyキー key に対応するソート済みセットのメンバ数(濃度)を返す
ZSCOREkey elementキー key に対応するソート済みセットの特定の要素のスコアを返す
ZREMRANGEBYRANKkey min maxキー key に対応するソート済みセットから min 以上 max 以下の順位のメンバをすべて削除する
ZREMRANGEBYSCOREkey min maxキー key に対応するソート済みセットから min 以上 max 以下のスコアを持つメンバをすべて削除する
ZUNIONSTORE / ZINTERSTOREdstkey N key1 … keyN WEIGHTS w1 … wN AGGREGATE SUM|MIN|MAX複数のキー keyN に対応する複数のソート済みセットの結合または共通セットを、重みとアグリゲーションに関するオプションを元に作成し、結果をキー dstkey に紐付ける

ハッシュの操作

コマンドパラメータ内容
HSETkey field valueキー key に対応するハッシュ表にフィールド field に値 value のセットする。必要であれば作成する。
HGETkey fieldキー key に対応するハッシュ表でフィールド field に紐づいている値を取得する
HMGETkey field1 … fieldNキー key に対応するハッシュ表から複数のフィールド fieldN に紐づいている複数のハッシュ値を取得する
HMSETkey field1 value1 … fieldN valueNキー key に対応するハッシュ表に複数のフィールド fieldN と値 valueN のペアをセットする
HINCRBYkey field integerキー key に対応するハッシュ表のフィールド field に対応する値を integer だけインクリメントする
HEXISTSkey fieldキー key に対応するハッシュ表にフィールド field が存在するか確認する
HDELkey fieldキー key に対応するハッシュ表からフィールド field を削除する
HLENkeyキー key に対応するハッシュ表の要素数を返す
HKEYSkeyキー key に対応するハッシュ表のすべてのフィールドを返す
HVALSkeyキー key に対応するハッシュ表のすべての値を返す
HGETALLkeyキー key に対応するハッシュ表のすべてのフィールドと値のペアを返す

ソート

コマンドパラメータ内容
SORTkey BY pattern LIMIT start end GET pattern ASC|DESC ALPHAセットまたはリストを与えられたパラメータに基づきソートする

トランザクション

コマンドパラメータ内容
MULTI / EXEC / DISCARD / WATCH / UNWATCHRedisアトミックトランザクション

パブリッシュ/サブスクライブ

コマンドパラメータ内容
SUBSCRIBE / UNSUBSCRIBE / PUBLISHRedisパブリッシュ/サブスクライブ メッセージング・パラダイムの実装

永続化処理コマンド

コマンドパラメータ内容
SAVE同期的にデータベースをディスクに保存する
BGSAVE非同期的にデータベースをディスクに保存する
LASTSAVE最後にデータベースをディスク上に保存したUNIX時間を返す
SHUTDOWN同期的にデータベースをディスク上に保存し、サーバを落とす
BGREWRITEAOF追記専用ファイルが大きくなりすぎたときはバックグラウンドで再書き込みする

リモートサーバ制御コマンド

コマンドパラメータ内容
INFOサーバ情報やサーバの統計情報を提供する
MONITOR受信したリクエストをリアルタイムですべてダンプする
SLAVEOFレプリケーションの設定を変更する
CONFIG起動中にRedisサーバの設定を行う

参考:http://redis.shibu.jp/commandreference/